女性起業家のブログ 〜なりたい自分をあきらめない〜

起業のこと、女性の生きざまなど、発信中!

見極める目を持ちたいですね!

コロナウィルスの渦に巻き込まれた世界ですが、皆さま、ご無事でしょうか。直ぐそこの未来すらが、読めない現況ではありますが、ここは皆で力を合わせて、生き抜いて行けたらいいと思っています。

 

これまで私なりに、失敗の苦しみも経験して来ました。心血注いで築き上げて来た会社の実績が、ガラガラと崩れた時、色々な思いがこみ上げて来ました。自分の本当に目指して来たことって、何だったのだろうか。どうしてこんな目に遭わなくてはならないのか。自分に甘すぎたのではないか。何がいけなかったのか。他にももっともっと・・・。そして、心の奥の奥を見つめると、自分ではそうなって行った理由が、本当はうっすらと分かっていたのです。都合の悪いことには、見て見ぬふりをしていた、というのが恥ずかしながら、ざっくりとした答えです。

 

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キャットリング、個性派にお勧めです!>

 

話は変わり、セミナーの際に「店子は辛いよ」という話をしたりします。今まで小売店舗の多店舗化を行った中で、日本での店舗展開においては、駅ビルや商業施設への出店が、最も売上と客数に繋がります。それは天候や人々の移動の特徴から、欧米とは違って、路面店での成功は大変難しいのです。路面店で上手く行くパターンは、一握りの高級ブランド店が中心だと思います。

当然の事ながら、好立地施設への出店は、大変な費用が掛かります。おまけに、最低保証賃料というのが必ず設定される契約なので、駅ビルや商業施設の大家の損失はまずなく、客数や売上減の際に、一番苦しむのは出店社(=店子)なのです。私はずっと、テナントも大家も持ちつ持たれつの立場なのだから、お互いが協力して共存共栄できればいいのに、と思い続けていました。でも力関係は暗黙の了解で存在しています。

今、好立地の施設や百貨店までもが営業できない中、皆が苦しむという最悪のパターンに陥ってしまいました。店子は日々の売上を頑張って稼いで、人件費やあらゆる経費を捻出しています。売上がゼロになってしまった今でも、まだ最低保証賃料を支払わねばいけないのでしょうか。施設によっては、良心的に減免してくれるでしょう。緊急事態に如何に協力体制が取れるか・・・その辺を見極めて、取引をしたいものですね。そしていっその事、これからの契約形態がガラッと変わりイコールな立場になるよう願います。

まだ続くコロナの影響ですが、どうか皆さまご無事にお過ごしください!!