自分の都合を押し付けず、客目線で!
最近、移転して新規OPENしたパン屋さんの話です。
世田谷区の高級住宅地で、移転しリニューアルオープンした、フランス系のパン屋さん。以前から、バケットやオリーブが練りこまれたパンやラスクが美味しくて、よく買っていました。パン好きには嬉しいパン屋さん♪
急に閉店した後、別場所でリニューアルオープンしたので、嬉しくなって、いそいそと買い出しに行って来ました。驚いたことに・・・
- あれ、品数が少ない
- あれ、前よりも高い
- サイズも小さくなっちゃった
・・・です。
買いたいものがありませんでした。残念。
店舗の床面積は小さく、厨房が別のところにあるのかもしれないです。それにしても、小綺麗になって高級感が増したものの、残念な状況に感じました(期待し過ぎたか?)。
私も長年、店舗経営をして来たので、オーナー側の気持ちがよーく分かります。目指すものと、求められるもののギャップは、やってみないと分からないこともあります。1か月・3か月と運営して行く中で、改善改良が進み、息の長い愛されるパン屋さんになってくれるよう、願います!
客側の目として、こんなことやったら良いなと思うのは・・・
- 種類を増やして、もっとマルシェ的な展開にする(現状はポツンポツンと高級感出し系)。このエリアの人たちは、たくさん買うと思う。
- サンドイッチ(バケットのサンドイッチが元々美味しいお店)と美味しいコーヒーを導入して、ランチやブランチ需要に応える。セット価格600円がいい。これが集客装置になる!
- 価格を見直す → 20%程度下げる工夫を!
改装費用や出店費用など、初期投資がかなりあることでしょう。でも、そういった自分の都合を、商品や店舗に押し付け過ぎずに、長い目で見て、住宅地のお客様に愛される良いお店作りをして欲しいなと、老婆心ながら思うのでした。
お店も私たちの満足度も、共存共栄ですね。