女性起業家のブログ 〜なりたい自分をあきらめない〜

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小さいけれど、大きな一歩

こんにちは。

輸入雑貨店オーナーのタナクミです。

起業サポーターとして、これからの新しい働き方を応援しています!

 

私の起業ストーリーです↓

 

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起業後すぐに、お台場のワゴンショップ運営に至り、慌ただしさの中で芽生えたのが、実店舗をオープンしたい思いでした。

 

※詳しくは前ブログに

https://tanakumi.hatenablog.jp/entry/2019/11/22/183105


ことある毎に、お店を出したいのよね〜、どこかに物件はないかな〜、などなどと、触れ回っていました。強い思いと言うのは、知らず知らず、口から出てくるし、公言した方が良いのだと、後々気付きます。


実績も資金も無い上、当時はまだ若き単身女子。正面からまともに当たっても、相手にされる訳もなく、壁の大きさを痛感したものです。


ある日、横浜の住宅街の一角で、珍しい輸入家具を販売している催事を偶然見つけ、店内を食い入るように見ていました。珍しい輸入アイテムは、当時まだ日本未上陸のIKEAの家具や雑貨でした。


どこから見ても趣味でやってるとしか思えない空気感、好きな人は見て行ってねー、みたいなゆるい雰囲気。

 

「お店か何かやってはるの〜?あんたはんの見てる目が違うわ〜」そう話しかけてくれたのが、余裕の晩年ライフを楽しむ、京都ご出身のご夫婦でした。


自分がフランスからデザイン雑貨を輸入し始め、都内にお店を出したいと思っているけれど、ハードルは高い旨を伝えました。どこかに物件ないですかね〜と。


数日後、晩年ライフ満喫中のご主人から連絡があり、渋谷のファイヤー通りの端っこに、ビルを持ってるけど放置していて勿体ない人がいるから、見に行って話して来たら?と、紹介をしてくださったのです。そのご主人は、お台場のワゴンショップも見に行ってくださり、商品力を買ってくださったそうでした。


早速、渋谷のそのビルに行くと、ファイヤー通りの一番端っこの、路面ビルの一階は、丸で何十年も放置されてた様な、物置き小屋でした。通りの端っこだけど、資金が無くても何とかなりそうな、そんな予感と条件でした。


7坪で家賃は月16万円、2年くらい頑張ってステップアップして行けばいいよ、と言うのが、オーナーのお爺ちゃんのお言葉でした。はい、よろしくお願いします!と即答した私は、その後スタッフの皆と店舗(=物置き小屋)の片付けと大掃除からスタートしました。

 

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オトナの遊び心をくすぐる、いたずらっ子の様な、癒しの存在になれたらと、店名は「プチコキャン」(フランス語で、いたずらっ子の意味)として、初の店舗を持つことができました。起業1年4ヶ月後、2000年8月のことでした。

 

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