女性起業家のブログ 〜なりたい自分をあきらめない〜

起業のこと、女性の生きざまなど、発信中!

人間力を感じた日

先日、小3になる娘が、保育園時代に大変お世話になった、担任の保育士さんの送別会に参加しました。我が家は0歳から6年間、最初から最後まで、この担任の先生にすっかりお世話になりました。

 

保育園で活動している時間の方が、家にいるよりも長かったので、子供はすっかり保育士さんになつき、特に人見知りだった乳幼児期には、家族と担任の先生以外、心を開かず、他の保育士さんたちの手を焼いていました。

 

卒園して2年が経過して、担任だった保育士さんが遠方へ異動されるとのことで、当時の園児たちが集まって、公園で送別会を開催。当日は全家庭の親と子が集まり、同僚の保育士さんまで来てくださり、温かくて愛あふれる一日でした。

 

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保育園時代、ちょっとしたトラブルがあった時、子供の立場になって一緒に泣いてくれた先生。子どもとは言え、しっかりと気持ちを受け止めて大切にしてくれました。

娘は先生が大好き過ぎて、自分も保育士になりたい!と語っています。

 

そんなホンワカじんわりなひと時を経て、誰にでも愛される人間力、みたいなものを感じました。時に優しすぎて受取るモノが多すぎて負担になることもあるでしょう。でも、どんな時も彼女の周りには人が集まって来て、ワイワイ賑やかです。ピンク色の愛のオーラに包まれている様に思えます。

 

いつも笑顔でいる

いつも丁寧に人の話を聞いてくれる

ネガティブなことや悪口は聞いたことがない

いつも「ありがとう」と伝えてくれる

 

頭では分かっていても、なかなか行動には移しきれないことですね。自分よりもずっとお若い先生ですが、学ばせてもらうことはたくさんありました。

 

ありがとうございました!

 

アジアでオリジナル商品を作る

先日起業して22周年を迎えて、海外へ買付けに行っていた頃を思い出していました。

ヨーロッパのみならず、アジア諸国へも足しげく通ったものです。フランスを中心にした国々から、斬新であって実用的なアイテムを買付けしていたのですが、もっと売れるであろう物が、ヨーロッパにはなかったのです。文化が違うんだから当然です。

 

ならば、自分で作ればいい!

当時は直営店舗数も5店舗以上あったので、アジアで大量生産をしてもさばき切れる物量だろうと判断しました。買付け地に選んだのは、タイと香港でした。

 

現地で開催される見本市を調べ、日程を合わせて飛んで行きました。何せ近いです。パリへ行くのに比べれば瞬時移動のようなもの。毎回現地では、見本市のみならず、市場調査も入念に行います。見本市には出ていないけれど、売れそうな物を作っているメーカーやモノを洗いざらい探すのです。よく「目を皿にして、足を棒にしている」と言っていました。

 

 

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<タイで作って来た、オリジナルのセラミック商品>

 

タイは元々お気に入りの国で、何度も旅行で訪れていました。好きだから仕事を作って、行ける口実にしようとも思っていました。タイには優良な食器を作る工場が多々あって、勤勉で手先が器用な印象です。発掘して取引きを始めることになった数あるメーカーの中で、息長く売れ続けたのが、セラミック製品でした。

 

全て工房で手描きで仕上げられる食器類で、細かいお願いもきっちりと仕上げてくれます。10年以上に渡り取引を続けて来て、延べ20万個以上の商品を販売させてもらいました。どんなタイプの物が売れるか、どんなデザインで価格帯だったらいいか、安全性の確認・・・あらゆるステップを踏んで、オリジナル製品が完成して行きました。中には私の手描きイラストをタイのデザイナーが製品に載せてくれたりと、正にオリジナル製品です。

 

他にも、香港、台湾、中国へも取引先を広げて、それぞれ得意な分野を持つ工場を見つけては、オリジナル製品を開発・制作しました。ノートなどの紙製品、バッグやポーチなどを縫製工場で、ファイバー素材が得意の繊維工場でレジャーシートを、プラスチック製品の工場でお弁当箱など・・・色々と試して来ました。おかげ様で自然と、海外の良い工場、信頼できる担当者を嗅ぎ分ける力も付きました。

 

グッズ製造をご検討中の方がいらしたら、是非ご相談ください~(営業?)。

 

新学期を迎えて思うこと

新学期が始まりました。高校三年生の息子と小学校三年生の娘、それぞれ伸び伸びとやってくれていると、母としては信じています。

 

私は約2年前に離婚をしたので(事実婚だったので離別?)、傍から見ると、やや複雑な家庭に見えるかもしれません。人間関係、殊に夫婦関係は、難儀なものです。元は他人同士、どこまで甘えるか、許すのか、信頼できるか、複雑怪奇なバランスの中で成り立っているのだと思います。一たび何かが崩れると、元に戻れなくなったりします。その逆もあり、頑強な絆で結ばれているカップルもいて、奇跡的にすら見えてしまいます。

 

新年度を迎えて、少し思いを馳せてみると、私たちは自分軸や個性をしまい込むような教育を受けて来たんだと思います。右へ倣え、集団行動、目立つな・・・等。勉強も大事だけれど、他にも大事なことはたくさんあるのです。

 

自分の意見を主張すること、人と違って当たり前ということ、皆それぞれ違った才能があること、子供のうちから知っていて欲しいです。

 

息子の通った学校を振り返ると、ちょっと可哀相だったかなと思いました。個性をとにかく潰すという面で。今年18歳になる半分オトナの息子に、良いさじ加減で、自信をもってもらえることを、この一年でできたらいいなと思うのでした。来年は大学生だから、ほとんど一緒にいられないだろうし・・・。

 

色々あるけれど、夜はお風呂でリラックスしてリフレッシュですね!もうさすがに一人ずつの入浴だけど、皆であらゆる入浴剤を試して楽しんでいます。

 

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しなやかに生きよう

久しぶりの女子会!

皆それぞれ、コロナで様々な変化がありました。

 

家族の海外赴任先から、夏に一時帰国の予定だったはずが、厳戒態勢により赴任先へ戻ることが叶わず、日本にいる事になった彼女。赴任先の荷物はそのままだそうです。

 

旅行業で20年以上も海外を飛び回り、身体を崩すほど働いていたけれど、昨年の仕事はゼロになって、人生が大きく変わった彼女。

 

家族経営の飲食業を、コロナ禍でも切り盛りする彼女は、老後資金問題を解決すべく、奮闘しています。

 

そこへ偶然、香港の共通の友人から連絡が入るというシンクロ。 彼女はコロナ禍を利用して、オンラインでマンチェスター大学の大学院生になり猛勉強中。

 

そして私は子ども達の予定に振り回されつつ、仕事に奔走するシングルマザー。

 

どうであれ、人生はまだまだ続くのです。何が起ころうとも、しなやかに対応できる力応用力をもって、互いに笑いながら楽しくやりたいものです。年齢を重ねて来て、しなやかに生きるコツが掴めて来ましたよ。

 

 

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うどんすき女子会でした

 

フェミニズムの月例勉強会

かれこれ1年以上前から、友人が主宰するフェミニズム勉強会に参加しています。コロナ禍もあって、初回からずっとオンラインで開催されていて、10~20代の大学生から、30~50代の社会人と、幅広めの年代がゆるく参加しています。

 

フェミニズムのワードって、意外にパンチが強くて、煙たがられる時もあるかもしれません。でも、よくよく調べて行くと、フェミニズムの定義は「弱者が弱者のままで幸せに生きられる社会を目指す」思想なのです。性差別に対して吠えるイメージとは、実は全然違うんです。

 

主宰する友人は、東大名誉教授の上野千鶴子先生と繋がり、共に勉強する機会を作ってくれました。今まで何度となく、オンラインで上野千鶴子先生とフェミニズムについて意見を交わす機会もあり、濃いパンチの利いた提言や、社会に投げかける思想のインパクトに、ノックアウトされそうになりました。もちろん、いい意味で。

 

先日は「夫婦別姓」がテーマでした。私自身、2003年に事実婚をして、子供を2人出産しました。その経験を元に、手続きのことやその可能性等についての意見をシェアさせてもらいました。現在、事実婚を選択する夫婦は超マイノリティだと思います。マイノリティとは言え、各個人の信念や事情がある訳で、やはり社会の中で認め合って行けたら良いなと思います。白か黒だけじゃなく、選択の幅がもっと広くなれば良いです。

 

弱者でもマイノリティでも、一人の人間には変わりはないので、各々の個性が尊重される社会に、何とか近づいて欲しいと切に願います。フェミニズムってそういう活動なのです。

 

 

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www.petitcoquin.net

 

上野千鶴子先生 #夫婦別姓 #事実婚

 

先ずは自分が幸せになる!

お久しぶりです。

昨年後半から輸入販売業の盛況が続き、膀胱炎になるかと思うほど忙しくしていました(;'∀') 年明けから少しずつペースを取り戻しつつあるので、緩やかにこちらでの発信も再開したいと思います。

どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m

 

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 <Webはこちらから>

 


常々「幸せになる為に」の視点で物事を判断して来ました。ふと気付いた時、他者優先の考え癖がある事に気付きました。社長という厳しい立場から、自ずとその意識が根付いたのだと思っています。社員とお客様がどうだったら幸せか、そればかり考えていました。

自己犠牲の上に、キレイごとなど成立しないのでした。ある時、人生の全方位的に不調と破壊が起こり始めました。戸惑い、苦しんだ日々は真っ暗闇のトンネルの様で、とても孤独でした。

どうやったらこの暗黒の闇から抜け出せるのか、必死に解決法を探しました。読書から得られた事も多く、心理士にも相談することで気付きもありました。

色々な経験を経て、今思う事は「答えは自分の中にしかない」ということ、そして「自分を信じて幸せにしてあげて初めて他者への還元ができる」ということ。

ガッツで作り上げた実績もですが、この苦しんだ日々が無駄にならないように、自分の経験をトンネルの中にいる人たちの救いになれたらと思っています。

 

人生山あり谷ありとは、本当ですね。先ずは、自分を幸せにしてあげましょう!

 

 

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「当たり前」も「時代」も変わる

2020年は世界的に激震の年です。昨年末から武漢で徐々に広がり出したコロナウィルスが、瞬く間に世界に広がり、全世界を揺らし、覆しまくっています。

世の中もパカッと割れました。コロナの影響で苦戦を強いられている業種もあれば、コロナによって思いがけず好景気の業種もあります。誰が想像したでしょうか、こんな事態。

 

今まで私たちは、経済至上主義、学歴社会などの、人に優劣を簡単につける社会で戦って来ました。それは良い点ばかりでなく、人が作った「当たり前の基準」に沿わないと、はじかれたり適応障害を起こし辛い思いをします。人はそれぞれ違った才能を持っているから、狭い判断基準で優劣のレッテルを貼られてしまうのは、正直反対です。そういうことを言うと「負け犬の遠吠え」だとか言われるのですが、そんな窮屈な世界で自分を押し殺しながら生きるのは、そろそろ止めてみない?と、言いたいです。

 

コロナ禍によって思いがけず見つけた事実は、無駄を無駄と認識して無くせると分かったこと、自分に優しく快適を見つけて生きること、本当に大切なことに気づくこと・・・、なのではないかなと思います。足るを知る、というか。

 

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ビジネスパートナーのいるフランスは、日々コロナ感染者数が過去最高を更新し、近々更なる規制強化が発令されるだろうと言われています。フランスのみならず、今までの当たり前が180度急転して、これからの本当の在り方が問われています。意識改革の時なのですね。

 

ほんの70~80年前まで、日本人はお国の為と言って多くの人々が命を犠牲にしました。戦争だといって人を殺したりしたのは、その時代の「当たり前の基準」だから許されたのです。時代は変わりました。そして今、また時代が変わろうとしているのです。

 

経済至上主義に乗っかってガンになるまで働きまくった私でしたが、もっと違う生き方で幸せになれることを、もっと追及して行こうと思います。