女性起業家のブログ 〜なりたい自分をあきらめない〜

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10年以上経っても忘れられない苦い一件

徐々に不規則かつ予測不能な、日常が戻って来ました。仕事は自営業なので、タイムマネージメントさえできれば、業務は支障なく進める事ができます。

小学校低学年の子どもの学校へは、当面送迎する日々となりました。授業の時間も不規則なので、間違えないように必死にスケジュールを確認する日々です(;^_^A 送った後、今朝はタリーズでこのブログを書いています。

 

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起業の際、人とのトラブルや悩みを抱えたくないことから、ひとり会社でやって行きたいとずっと思っていました。OL時代の女性の人間関係の怖さを体験したのが影響しました。ですが、大好きなブランドを国内で育てる為には、直営店を経営するしかないと判断するに至り、お店を廻すには、スタッフの存在に頼らざるを得ませんでした。

 

起業して10年目の頃、会社が急成長して行きました。私も古参のスタッフも、その急流に溺れないように必死でした。その時の私の判断は、外部から部長職の経験豊富なスタッフを2名採用することでした。一人は物流の責任者の男性、もう一人は社内の人事をメインでケアする女性。

 

急に、今までの社長直下型の経営から、知らない人たちが間に入って指示をするようになったので、古参スタッフ達は面白くありません。1年程経った頃、社員の反乱が起こりました。「あの人たちが辞めないなら、私たちが辞めます」と、半数ほどの社員が詰め寄って来るという事態でした。私への不平不満をぶちまける顛末。当時の私は、しばらくは眠れず食べれずの苦悩する日々でしたが、話し合いの末、部長職の2名には退社してもらうことにしました。

 

その際、かなり社内はシャッフルし、反乱の先頭に立っていたスタッフ数人は、事態が収束した後、すっと辞めて行きました。どうであれ、そのような結果になったのでしょう。取り返しの付かない亀裂は修復不能ということです。

 

この一連の出来事から、キチンと人を評価し任せること、その人に合った仕事を任せること、私が経営者として考える展望を共有し、同じ目標に歩みを揃えること・・・。とても大切なことを学ばせてもらいました。

 

あの時、傷つけてしまった人たちがいたこと、自分もげっそりと悩み抜いたけれど、10年以上経っても、やはり反省と共に忘れられない苦い経験です。