女性起業家のブログ 〜なりたい自分をあきらめない〜

起業のこと、女性の生きざまなど、発信中!

夢を否定するなー!

うちの父は80代で、相当な頑固ジジイです。

3年前に母が逝き、地元の静岡で一人暮らしをしているので、たまに頼まれごとをこなしたり、安否確認の連絡を入れたり、孫との時間を確保しています。悪気はないのでしょうが、80代の爺さんあるあるで、男尊女卑、見栄っ張り、ドリームキラー・・・です。この年代の女性は、こんなタイプのオヤジ相手に、よくぞ頑張って生き抜いてくれたものです。だって、理不尽過ぎるじゃん。

 

コロナの影響で暫くぶりに、先日、子どもたちと帰省しました。何気ない会話の中で、絵を描くのが好きな娘7歳が「美大に行って絵をたくさん描きたいの」と言いました。

すると父は大きな声で「他の子よりも上手いのか?」「美術や音楽なんかで、食べて行けるわけないんだ。止めろ!」とまくしたてました。

 

この時、突然、自分の幼少期に時間が逆戻りしました。

そうだった、私はこうやって全ての夢を否定されて、いつも他人と比べられては、貶められていたんだ。だから、大学へ進学する時に、この家から出たい一心で、東京へ行くために受験勉強したんだった。

 

人は誰でも得意なことや、好きで没頭してしまうことがあるはず。人と比べる事ではない。別にその道のプロにならなくても、自分が心地よく満足していれば良し。どうせダメだよ、そんなの無理だよ、ほらダメじゃん・・・他人は容赦なくそう言いますが、そんな否定的な言葉のせいで、夢を諦めるのは勿体ないです。(あ、大学時代の彼氏もこのタイプで、窮屈過ぎてダメだった。)

 

さて、父とは長年のそういった確執があり、親子という遠慮のない関係から、私もついついヒートアップしてしまいました。

東大に行っても、この禿げー!と人を貶めたりする人もいるし、お偉い職業に就いていても悪い事する人もたくさんいる。子どもの美大に行きたい素敵な夢は、バランス感覚や色彩感覚を磨いて個性が光るチャンスだよ、要は学歴なんてどうでもいい、人間力だけ高めて行けばいいのだよ!、というのが私の言い分。

何十年もこうやって歯向かって生きてきたけれど、相通じる感覚はなく、老人相手にガチャガチャ言うのはもう止めにして、自分と子供たちの素敵な未来への可能性だけを見て行こうと思うのでした。疲れる帰省でした(;^_^A

 

f:id:tanakumi:20200630094939j:plain